2022年7月6日
5月に、小牧市の誉高校で行った「誉カンパニー」の授業の様子は、以前ブログでもご紹介しました。
(記事はこちら)あれから約2ヶ月。
生徒の皆さんが、それぞれに提示された課題に対して考えた解決方法を提案する発表会がありました。
ダイキ精工が提示した課題は、
モノづくりが持続可能な産業であり続けるために、ダイキ精工にできること、みんなにできることを考えようというものでした。
私から授業の中で
モノづくりは若い世代に人気がない → 人手不足 → 働き手がいなければ、産業が衰退してしまうという課題をお話ししました。
その上で、
「まずは知ってもらうことが大事」と考えていること。
何を知ってもらいたいのか、という部分は、
「モノづくりの楽しさややりがい」である、ということ。
これらを踏まえて、若い世代に知ってもらうために何ができるかを考えてほしい、とお願いしました。
「若い世代」と言っても、人により受ける印象が違います。
ですから、伝える対象を4つのカテゴリーに分けて考えてもらうことにしました。
・未就学児
・小学生
・中学生
・高校生
高校生担当チームは、「自分たちなら」という視点で考えてくれて、職業選択の時期であることから、より具体的な仕事の内容を伝えるのがよいのではないか、という意見を出してくれました。
中学生担当チームは、SNSの普及により、中学生世代でも「3K」という言葉が浸透している現実を調べてくれて、モノづくりに対する負のイメージを払拭するために、実際の現場の様子を伝えられるような体験ができたらよいのではないか、という意見を出してくれました。
小学生担当チームは、自分が小学生の時の社会見学は、話を聞くだけ、見るだけでつまらなかったという経験から、実際に何かを作ってみるような、もっと楽しい体験ができたらよいのではないか、という意見を出してくれました。
未就学児担当チームは、子どもに直接伝えるというのは難しいので、親にアプローチするのがよいのではないか、という意見を出してくれました。
それぞれのチームに共通していたのは
「体験することの大切さ」でした。
私たちもそれにはとても共感しているので、こども未来館での「交流・体験CAMP」への出展や、インターンシップの受入れなど、できるだけ体験してもらう機会を作ろうと考えています。
授業のねらいであった
「自分たちでできることを行動に移してみる」というところまではいきませんでしたが、彼らなりに
「自分ごと」としてとらえて考えてくれたことがよくわかる発表会でした。
なるほどと思う視点や意見を聞かせてもらい、とても参考になりました。
先生方や関係者の皆さんのサポートにも感謝しています。
ありがとうございました。

